在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
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引っ越し準備中

仕事が始まれば忙しくなる。
その前に、と思ってブログの移転を準備している。

ブログで、一昨年からずーっとやりたかったことがある。
何度もチャレンジしてうまくいかなかったこと。
それは、「ドメインをとってワードプレスでブログを作る」こと。
難しくってどうしてもできなかった。
本当はそんなもの必要ないんだけどね。
でも、やってみたいから。
なんとなくかっこよさそうだから。
おばちゃん、頑張るわ!
かっこ悪いブログになるやろけど、みんな笑わんといてな!


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シベリウスが懐かしい理由

母と私の「2人バイオリン」で、2度目のコンサートに参加してきた。
このあいだと同じオケで同じ曲を弾くのだけれど。
舞台が大きい。
キャパ1000人近いホールで行われた。

客席が埋まっているのをみるとちょっと緊張したけれど、慣れ親しんだシベリウスを弾くのもこれが最後だ。
前回と同じように完璧な演奏をするまでだと私は思った。
…が、母が何を思ったのかはちょっと分からない。
脳みその調子が今ひとつだったんだろう。
指揮者が登壇したとたん、母は弓をその場に置いてしまった。
おかーさん!
なにしてるの!
弓持って、弓!
 「え?」
今この瞬間にもタクトが振り下ろされようとしているのに、母はぜんぜんわかっていない様子。
 「早く弓持ってー!」
バイオリンを母の顎に押し込む。
指揮者の先生は私たちが体勢を整えるまで待ってくれた。

冷や汗をかいたが演奏はなんとかなった。
たいしたミスもしなかった。
母は大きく弓を弾き、大きなホールに私たちの『祝祭アンダンテ』はよく響いた。
本当にきれいな曲だと、また思った。

バイオリン
(母が片手で音合わせできるようにアジャスターをつけ、私が横から弦を押さえる目安にシールを貼った)

初めてこの曲を聴いたとき、初めてなのに「懐かしい」と感じた。
日本ではマイナーな曲なのに「よく知ってる」と感じた。
 「そうだ、この曲だ」
と。
デ・ジャ・ブというのかな。
ひとめぼれ、かな。
この曲でなかったら、私はこんなにも2人バイオリンに力を入れなかっただろう。

どうしてこの曲がこんなに懐かしいのか。
わからないけれど。
ちょっと想像したことがある。

2人バイオリンはもともとリハビリとして始めた。
でも2人で1台のバイオリンを弾くことは、普段の介護や介助とはまったく違う。
母が右手で、私が左手。
ただそれだけの関係。
対等の関係だ。

排せつ介助をすれば母は
 「汚いことさせてごめんね」
と謝るし、食事介助をすれば
 「ありがとう」
といってくれる。
それは介助者として助かることだ。
でも、2人バイオリンにはそういうのはいらないんだ。
ありがとうも、ごめんねも、いらない。
右手と左手の関係だから。
対等だからだ。
この3年間、私と母はいつも一緒にくっつくようにして暮らしてきたけれど、こんなにも密接に、こんなにも対等に、何かをしたのは初めてだと気がついた。
そしてそれは、とてつもなく幸せなことだということにも。

だが幸せな日々はいつかは終わる。
いつか介護がしんどくなったとき、そして介護が終わるとき、私はきっと思い出すだろう。
ウィーンの思い出と共に、シベリウスの『祝祭アンダンテ』をきっと思い出すだろう。
あの頃は楽しかったね。
幸せだったね。
そういって微笑みながら思い返す瞬間こそが今なのだ。

だから、想像しちゃったんだ。
この曲に胸が熱くなるほどの懐かしさを覚え、同時にせつなさを感じるのは、未来の私と母が聴いているせいかもしれないと。
今日の演奏に遠くから耳を澄ませているのかもしれないと。
どんなに悲しくても、いつか必ず、そういう日がくるのだから。

そう思って今日も精一杯、シベリウスを弾き終えた。

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本日の猫写真。

必死

おもちゃに必死すぎて立ち上がるシシィ。
相変わらず、毎朝私の頭をかじって起こしてくれます…。


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明石海峡大橋でタコ焼きを

今日は両親の結婚記念日だ。
せっかくだから、遊びに連れていってあげよう。
どこ行きたい?
 「USJ!」
…ごめん、却下。
もっと空いてて安いところにしよう。

明石海峡大橋

このあいだ妹と来た舞子公園。
明石海峡大橋のたもとだ。
今日はちょっと靄っていた。

明石大橋はエレベーターで昇ることができ、構造を間近に見ることができる。

明石大橋2

気持ちはいいけどけっこうな高さだった。
母は
 「怖いから早く帰ろう」
と言い、オヤジは
 「ここから海に飛び込みたい!」
と言った。
凸凹夫婦である。

お昼ごはんには玉子焼き(明石焼き)を食べた。
母はタコ飯をチョイス。
どちらも冷凍食品な味がした…。

明石焼き

帰りにコストコへ寄ってリンツを仕入れてきた。
実はこちらがメインだったことは、両親にはナイショだ。

仕事が始まって、もうちょっと収入が増えたら。
却下せずにUSJに連れていってあげられるだろう。
もうちょっと余裕ができたら。
私もたまには宝塚を観にいくことができるだろう。
そんな欲張りなことを考えた。

うっかり忘れてたけど、明日は「2人バイオリン」の発表会です!
地元で一番大きな舞台で弾きます!
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家に帰ってたら、猫たちがエライことになっていた。

猫間のいじめ
(ペロペロからのガブ!)

近頃、サンジが行くところ行くところ、シシィがついてまわって
 「そこは私の場所!」
とばかりに横取りするんです。
クッションとか、私の膝の上とか、ベッドとか…。
サンジがくつろいでいるとシシィが邪魔をする。
それでよそに行くんだけど、またシシィがやってきて、
 「そこも私の場所!」
の繰り返し。
おまえはジャイアンか!
サンジは抵抗するんですがぜんぜん弱くって、
 「もう-!」
と文句をいいながらすぐに逃げてしまう。
これはイジメなのでしょうか?
それとも甘やかしてるだけ?
猫好きの皆さんどう思います?


(私の本もよろしく)


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