在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
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オーストリア航空が日本の空からいなくなる

オーストリア航空が日本の空から撤退した。
普段なら「あっそう」で済んじゃうニュース。
生活には何の関わりもない。

けれど私たちにとって、オーストリア航空はとても思い出深い航空会社だ。
ウィーンまで連れてってくれた飛行機だから。

IMG_20160623_141356.jpg

地獄のように大変だったエコノミー席も、一生懸命支えてくれたスッチーも、私のことをほめてくれた渋い銀髪のスチュワードさんも。
アップグレードしたビジネスクラスの快適さも。
ぜんぶオーストリア航空の飛行機の中にある。
私たちが初めてみたウィーンは、この飛行機の窓を通して見たのだった。
そのOS52便が成田の空からいなくなった。
それがなんだか、とっても寂しい。

OS51

そういえばエコノミーの苦しさを紛らわすために『スートピア』をかけたんだけど、半分しか見られなかったっけ。
こんどレンタルしてこよう。
母と一緒に、こんどこそ最後まで見よう。

だんだんウィーンが遠くなる。
だんだん思い出が遠くなる。

ま、それはそれでいいんだけど。
次はどんな思い出をつくるかってほうが大事だから。

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レビュー書いてくれた方、ありがとう!
本を買っていただいたお金は、ビジネスにアップグレードした際にできた借金の返済にあてます。
思い出は遠くなっても、支払いは残ってるもんで…。

本日の猫写真。
母の枕を占領するサンジ。
「ここで寝る」って決めたら、どうやっても動かない。

さんじい

この後、母に踏みつぶされてました(ちょっとだけ)。


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孤独でバカバカしい戦い

台風10号の被害が恐ろしい。
ニュースで犠牲者の出たグループホームを見ると胸が痛くなる。
妹が入所している施設も川沿いにある。
何年か前に大雨が降って、武庫川があふれたらどうしようと心配したことがある…。

話は変わる。

妹を施設に帰して、ほっと一息ついていたら。
台所にアイツが出た。
黒くて触覚が長くてかさかさ…と走るアイツ。
略称、Gである。

私にとって、Gはもう「絶対ムリ」な存在だ。
台所のガスコンロ横にいるのを見つけただけで部屋を飛び出してしまった。
どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。
アイツがいる限り、台所使えない!

かつてはアジャリが退治してくれたものだけど。
頼りになるアジャリはお星さまになってしまった。
現在、頼りになる…はず…なのは…サンジ!
サンジーーー!

寝とる

寝とる!
役に立たんな!

でも我が家にはもう一匹、新たな戦士がいるのだ。
サンジよりもずっと敏捷で、狩人の素質はあると思う。
Gにとって脅威となるに違いない。
召喚しよう!
シシィーーー!

寝とる2

こっちも寝とる!
あかんがな!
2人そろって何サボってるねん!

私はシシィを叩き起こし、台所に連れていってドアを閉めた。
 「その黒い虫やっつけたらごほうびあげるから!」
やっつけて、見せにきたらどうしよう。

しかしシシィは動かない。
虫を見たら一目散にとびかかっていくはずのシシィが興味を示さない。
…あれ?
勇気を振り絞ってガス台のほうを見たら、Gも動いていなかった。
 「あいつ死んでるよ? 死んでる虫はおもしろくないの」
とシシィが(たぶん)言った。
ブラックキャップが効いたんだろうか。

とはいえ私は、死んでるGも生きているGと同じくらい嫌だ。
触りたくない。
でも触らないと片付けられない。
さすがに猫の手は使えない。

昔はこうじゃなかった。
職場にGが出て、同僚がキャーキャー悲鳴をあげていたときも、新聞を丸めてバシッと一発、ささっとゴミ箱に捨てて、
 「さあ仕事するよっ!」
とか言うていた。
東南アジア旅行中にはときどき虫を食べた。
自分から食べることはなかったけど、スナックとして
 「おひとつどうぞ」
と差し出されたのがGそっくりな虫の唐揚げだった。
気持ち悪かったけど、食べてみたらエビの頭みたいで意外にイケた。

あの頃に戻るんだ、私!
これくらいでビクビクすんな、私!
きっとこいつもエビの頭みたいで意外にイケる味に違いない!
…うええええ!

独りでぎゃーぎゃー言いながら死骸を片付けました。
そのあと台所を消毒しまくりました。
えらく疲れました。
読んでるだけでも気持ち悪くなっちゃった人がいたらごめんなさい。

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ああ、Gのいない世界で生きたい。


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「感動ポルノ」って?

昨日、24時間テレビが放送されていたその裏で、NHKの笑える障害者バラエティ『バリバラ』が話題を集めていた。
 「障害者に感動は必要?」
というテーマ。
私は録画をしてさっき見た。

24時間テレビに代表されるように、頑張ってる障害者にスポットをあてて視聴者を感動させるという構図が世の中には横行している。
その感動は本物だろうか?
感動の根底には「障害者って可哀想」という同情があり、見下しているのじゃないか。
 「元気がもらえる」
という言葉の裏には
 「私よりもっと不幸な人がいるんだ」
という気持ちがあるのではないか。
健常者が障害者を見世物にして金儲けをする。
これは「感動ポルノ」だっていう話だ。
感動ポルノについてはこちらが詳しいです)

うちの家族はみんな昔からお涙頂戴ものに違和感をもっていた。
 「障害者の家族って 『オヨヨ』と泣かなあかんねんで」
という話をよくしていた。
妹に重い障害があると知ったとき、私は
 「やったー!うちの妹は特別だー!」 
と喜んだのだけど、世間ではそんな話はしたらアカンらしいで、と。
だから、この番組のいうことはものすごく同感で。
母と2人、いちいち納得してみてた。
 「そうそう、そうだよね!」
って。

だけど。
番組を見終わったとき、ハタと気がついた。
急に不安になった。

 「私が書いてることは感動ポルノになるの!?」

私は母やら妹やらをダシにつかってブログ書いたり本を書いたりしている。
昨日の記事なんか典型的。
「障害に負けずに頑張ってる」話じゃない?
私も頑張ってるんけどね!
これも差別なの?

健常者が障害者を消費しているとかいわれるのん?
感動されたらあかんやつ?
 「母も私も頑張ってるから応援してや!」
っていうのはあかんの?
健常者が障害者をネタにするとき
 「うちの妹めっちゃオモロイで!」
というのは良くて、
 「うちのオカン、めっちゃ頑張ってるで!」
というのは感動ポルノになるの?

あれ?
わからなくなった!

ちなみに私の座右の銘は、『人生まるごとぜんぶネタ』。
障害があろうがなかろうが、人間みんな頑張って生きてる。
頑張って生きてる人をみて感動したり勇気をもらったりするのは当たり前のこと。
 「わざわざお涙ちょうだいにしなくても、まわりが勝手に感動してはる」
と母は言います。
 「感動するのはひとの勝手!」
だからわざと「感動させよう」という演出をされると気持ちが悪いんだろうな。

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本日の猫写真。
シシィが猛烈にジタバタ暴れてるから何事かと見に行ったら、猫じゃらしに絡まってた。

もつれた
(もつれたー!これ取ってー!)

絡まったのが首だったら危ないのでは…


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