在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
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母がマンガを借りてきた

先週のこと。
デイから帰った母のカバンに、見覚えのないマンガが入っていた。

これどうしたの?
 「貸してもらった!」
母は生き生きと話しだした。
 「このあいだ、『テルマエ・ロマエ』はおもしろいねっていう話したの。そしたらね、
 『同じ作者のマンガ持ってるから、かしてあげる』
 って持ってきてくれたの」
ほほー、なかなか活発で良いことだね。
誰から借りたの? 
 「んー。忘れちゃった!」
母はときどきローラみたいになる。

幸い、メモがついていた。
デイの職員さんが書いてくれたのだろう。
 『Yさんからお借りしました。来週返してください』

母にとっては久しぶりのマンガだと思う。
張り切って読み始めた。



ヤマザキマリの『イタリア家族 風林火山』。
イタリアに嫁いだ作者の夫や義両親との暮らしを描いたコミック・エッセイだ。
私はクスクス笑いながらあっという間に読んでしまったが。

母は真剣に読んでいる。
むちゃくちゃ真面目にマンガと対峙している。
まるで日経新聞でも読んでるみたいな顔だ。
・・・おもしろくないの?
 「おもしろいよ」
母は生真面目な声で答えた。
 「おもしろいんだけど、読みにくいの。字が小さいし。必死で読んでる」

母はなんとか本を読めるようになったけれど、とんでもなく時間がかかる。
推理小説1冊に2ヵ月くらいかかる。
字の読みかたを忘れたり、言葉の意味を忘れたり、どこを読んでいるのか分からなくなるから。
漫画はそのうえ絵まで加わる。
擬音語や擬態語の歪んだフォントが読みづらい。
キャラクターの区別もついていないだろう。
読みすすめるだけでせいいっぱい。
笑うどころじゃないのである。

だけど貸してもらったマンガから。
 「ありがとう、すっごくおもしろかったよ。とくにあの場面!」
といって返したいじゃないか。
盛り上がりたいじゃないか。
それで必死になってマンガに食らいついているのだ。

さっき見たら、6割ほど読みすすんでいた。
木曜日までに読めるかな。
 「マンガって難しいのねえ」
・・・無理そうだったら、解説を加えながら一緒に読もうと思う。

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2 Comments

通りすがり says..."No title"
ちょっとずるして、電子書籍で読んでみては?
2015.08.04 13:36 | URL | #qbIq4rIg [edit]
だだ says...">通りすがりさん"
そっかー、その手がありましたね!
ありがとうございます!
2015.08.04 22:20 | URL | #- [edit]

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