在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
1

せつなくて、せつなくて、つらい。

母を連れてオーケストラの練習を見学にいった。
それは、母が親友と2人でつくった子供のためのオーケストラだ。
年1回コンサートを催し、今年で20周年を迎えた。

創立者である母は、これまでずっとオーケストラの中心として働いてきた。
会場のことや楽譜のことやレッスンの段取りや、ほぼすべてを仕切っていた。
母が入院した年は大変だっただろうと思う。
それでも残された親友と生徒たちが必死になってオーケストラを動かし、コンサートは無事におこなわれた。
次の年もちゃんとおこなわれた。
そして今年も。
コンサートの日が近づいている。

母は、体が不自由になってからもコンサートはもちろん見に行くし、練習だってときどき覗きにいく。
でも・・・見に行くだけだ。
母にはもう、何もできない。
お手本を弾いてみせることも。
教えることも。
きちんとリズムをとることも。

今年はコンサートで一番簡単な曲を「2人バイオリン」でチャレンジしてみようかとも思ったんだけど。
それすらも、ダメだった。
母は今でも楽譜が読めない。
どこを弾いているのか、繰り返しは済んだのか。
どうしても覚えることができない。
私の方が悲しくなって弾くのをやめてしまうのだ。

だから今年も。
ただ、見ているだけだ。

指揮者のタクト。
ホルンの輝き。
フルートの羽ばたき。
ビオラのため息。
コントラバスの歌。
ティンパニの波動。

すばらしい音楽の真っただ中で、母はどんなにか弓をふるいたかっただろう。
バイオリンを弾きたかっただろう。
仲間と音楽をつくりたかっただろう!

どんなにせつなかっただろう。
けっして口には出さないけれど・・・。

激励の1クリック、お願いします!
 ↓
にほんブログ村 介護ブログへ

最後に1枚、猫画像。

ぬりかべとサンジ

サンジとぬりかべが仲良く並んで寝ています。
暑苦しいわ。

関連記事


スポンサードリンク

該当の記事は見つかりませんでした。

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する