在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
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「さあ、感動しろ!」

きのう、母とお出かけした先は、とある作業所のお祭りだった。
障害をもつ人たちが働く作業所。
妹の友達もたくさん通っている。

行ってみると、たくさんの絵が飾ってあった。
正直、私は障害者芸術はよくわかんない。
障害をもつ人たちが描いたから素晴らしい、とは思うことができない。
ただ、こういう絵は好き。
すごく好き。
純粋に可愛いから。

BT君の絵

それとはぜんぜん関係ないけど。
思い出した時に少し書こうと思う。
誤解をまねくかもしれないけど、昔からどうしても「気持ち悪い」って思ってること。

「障害があるのに頑張っている」
「障害があっても働いている」
「障害があっても笑顔で生きている」

それが「素晴らしい」、という風潮。
もっというと
「どうだ素晴らしいだろう、さあ感動しろ
という風潮。

怒られるかもしれないけど・・・無理!
私は無理。
テレビの募金番組の、感動を煽るような空気が無理。

障害があるのに頑張っている、っていうけど
障害がない人もみんな頑張ってるやん!
健常者みんな必死で頑張ってるよ!

働いている。
笑っている。
人として普通のこと。
そんな当たり前のことで「感動しろ」といわれても、困る。

それとも障害者にとっては当たり前じゃないというのだろうか?
障害者は
頑張れなくて
働けなくて
笑って生きられない
というのだろうか。

きっと昔はそうだったのだろう。
現在もそういう人はいるのだろう。
でも、それじゃダメなんだと思う。

障害者だって頑張れるし、働けるし、笑って生きられるよ。
人として普通のことは障害者にも普通のこと。
働いたり笑ったりなんて、感動することじゃなく、「当たり前のこと」にならないといけないと思う。
障害者は特別、という考えはある意味、差別じゃないだろうか。

もちろん
「障害のせいでできなかったことを、頑張ってできるようになった」
というのは、すごいし、感動する。
歩けない人が歩けるようになった。
じっとしていられない人が長時間の作業をこなせるようになった。
周囲に合わせられない人がみんなと一緒に過ごせるようになった。
難しい仕事ができるようになった。
それはみんな、凄いことだ。

障害があるから素晴らしいんじゃない。
誠実に生きているから素晴らしいんだ。

障害があるからといって拗ねることなく
給料が低いからといって卑屈になることもなく
仕事が退屈だからといって逃げることなく
人生は不公平だと愚痴らず
誰がわるいと人のせいにもしない
黙々と
淡々と
穏やかに笑って暮らしている。
私はそういう人たちは、障害のあるなしに関わらず尊敬する。
上のほうに載せた絵を描いたひとも、そういう人だ。

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伝えるのって難しい。
もしくは、伝えなくてもいいことだったかもしれない。
周りをみまわしても「これ違うよね」って言えない雰囲気のことが多いし。
大きな声でいうことじゃないのかもしれない。
読んで不愉快だったらごめんなさいです…。

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8 Comments

しろうさ says..."海の中~~"
可愛いお魚がたくさん!
あぁ~~、海が見たいです。
何年見ていないんだろう?
この画 このままバックにして持って歩きたいです♪

我が家の次男も「普通に働けないかわいそうな子」ですので、
私も世間では「介護に 子育てにと大変な人」を やっています~~!
楽しいですけど なにか?(笑)
そして、優しい人が たくさんいてくれます。
そのことに気づくのに ちょっと時間はかかりました!

だださん地方は そろそろ桜は咲きましたか?
お母さま お花見 元気でいらして下さいね~~!
お団子も ぜひどうぞ!
 
うちのじいちゃんは 花が無くても団子は食べます!
うぐいすが 鳴きましたから~~♪


2015.03.24 08:17 | URL | #WGv/JGO2 [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015.03.24 19:36 | | # [edit]
POTE says..."同感"
ワタシは悪人で、人の心の機微が分からない冷血人間なので、そう感じるのかもしれませんが、
作品も普通の評価で良いと思うのに、脇から妙に力入れて「障害者なんですよ、凄いでしょ、偉いでしょ」とアピールされると、ああ〜そうですか、偉いですね、はいはいどうも失礼とそそくさと退散したくなります。
よく、障害者擁護論や優先待遇に対し「障害者っていうだけで偉いんですか!?」と反問されるキツイ意見に対し、貴方もなってみればわかるよ的な宥め方が一般的ですが、どちらも問題の焦点がズレた噛み合わない不毛な議論だな〜と。
わざわざ「障害者の」と冠を付けるのは、もちろん紛れもない善意で、理解してほしいという気持ちの表れとは思いますが、美味しいものを食べてきた、良かったよ、美味しいよと言うだけにとどまらず、スプーンですくって口元に持ってきてどうぞ一口食べてみて、美味しいんだから、絶対美味しいからと迫られると、これは新手の虐待ですか?と御免蒙りたくなるという…
人の心を捉えるのは惹き句じゃなくて、作品そのものの訴えかけであり、それを聞き取る『耳』が大事だとこっそり思ってます。
2015.03.24 19:39 | URL | #.5Qwvuhc [edit]
だだ says...">しろうささん"
可愛い絵ですよね!
たくさん並んでる中でこの絵が一番好きだったんです。

> 私も世間では「介護に 子育てにと大変な人」を やっています~~!
> 楽しいですけど なにか?(笑)
母が
「『障がい児のの親はとっても大変で不幸だから、いつでも暗~い顔してるもの』って周りに思われて嫌だった」
と言ってました。
母は講演とかでも笑いをとりに走ってるタイプなんで…

うちの地方はまだ桜さいてません。
あと2,3日ですかねー。
お花見たのしみですね!
おだんごもお弁当も食べますよー!
2015.03.24 23:13 | URL | #- [edit]
だだ says...">秘密のコメントの方へ"
母はこのコメントを読んで考えこんでしまって、たぶん今もベッドの中で考えていると思います。
人は誰しも自分の思い込みの中で生きているもので…
それが独りよがりの思い込みであることに気づくことは、なかなかできないことなのですよね。
なので、最後の3行、鍵コメなのがもったいないくらい素晴らしい言葉だと思いました。
感動しました。
ありのままで生きることは、障害のあるなしに関わらず難しいことですね…。
2015.03.24 23:40 | URL | #- [edit]
だだ says...">POTEさん"
わあ、ハッキリ言いましたねー!
なんかスッキリするー!(笑)

こういうことって、なかなか大きな声では言えないんですよね。
みんな思ってても口には出せない。
とくに作品のこととか(笑)。
やり方によっては「障害者商法」になっちゃうと思うんです。
逆に募金ならまだ分かるんだけど。
母も
「障害者の親どうしでも、この点だけは分かり合えない…」
といっています。

優先待遇のことですが、たとえば障害者が列に並ばなくていいのは、並んだら危険だったり、まわりの迷惑になっちゃうからでしょう。
でも全員がそうだというわけじゃないので
「やりすぎは逆差別じゃない?」
と思うことも多々あります。
うちの母は普通に待てるのに、「並ばなくていいです」って言われたりとかします。
障害者も人それぞれなのですが、対応は一律にしなければならないので、難しいところです。

もちろん、べつに障害者だから偉いわけではないし、誰も偉いとは思っていないはず。
ただ分かってほしいだけなのですよね。
いろんな人がいるということを受け入れてほしい。
ただ、そのやり方を間違えれば、逆に偏見をうむということです…。
2015.03.25 00:25 | URL | #- [edit]
しょう says..."No title"
だださん、こんばんは。
現場で一生懸命働いている同業者の方を傷付けてしまったら嫌だな、と思ったので非公開にさせて頂きましたが、
お母さまのお心を煩わせてしまったようで、ごめんなさい。
だださんはもちろん、私はお母さまのファンでもあるので…。
お母さまの放つまっすぐな光のようなあたたかさに何度も救われました。
ですから、お母さまに「大好きです!」とお伝えください^ ^
2015.03.25 20:23 | URL | #/2qGMbe2 [edit]
だだ says...">しょうさん"
こんばんは。
しょうさんの言葉はとても優しいので、問題提議ではあっても傷つけることにはならないと思いますよ。
むしろ様々な角度からの意見に耳を傾けることこそ、より良い方向に進むために必要なことなのではないでしょうか…独りよがりにならないために。
母は、しょうさんの考え方に感心し、いろいろ考えていたようです。
しょうさんの言葉、母に伝えますね。
とっても喜ぶはずです。
2015.03.25 21:12 | URL | #- [edit]

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