在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
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高次脳機能障害について

 「高次脳って何なの?」
と訊かれたので書いてみます。
『高次脳機能障害』。
脳にケガをしたせいで障害がでちゃうこと。
血管性認知症との違いは「正直よくわかんない」って医者がいってた。
ただ本人を前にして「認知」とはちょっと言いづらいから「高次脳」という言葉は重宝している。
どんな障害がでるのかは、傷めた脳の部位による。
十人十色。
百人百様。
なかなか個性的な模様。

1)記憶障害
日付や時刻がわからない。
母は一時期、毎日が大晦日だったことがあった。
定番だけど、ご飯を食べたかどうかを覚えてない。
毎週きてくれるヘルパーさんの名前を覚えるのに半年かかった。

2)注意障害
よく気が散る。
半側空間無視など。
母の場合はモノの左側だけしか認識できず、半分は見えてるけど見ることができない。
たとえば円をみせて「これと同じ絵を描いて」と頼むと、円の半分だけを描く。今はだいぶ治まったけど。

3)社会的行動障害
感情のコントロールがきかない。
ワガママになったり、すぐ怒ったりする。
介護をする側にはこれが一番キツいような気がする。
幸い、うちの母は空気が読めない程度だけど。

4)失語症
おしゃべりしたり、文字を読んだり書いたりができなくなる。

・・・などなど。
ぜんぶ書いてたら多すぎて疲れちゃうから、このへんで。
体が動かなくなる片麻痺とかも高次脳に含まれるらしい。
各種妄想も高次脳といっていいのかな?

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高次脳の原因は病気だけじゃない。
脳梗塞、脳出血だけじゃない。
交通事故でもなることがある。
若くてもなってしまう。
あなたも私も、明日、高次脳になってしまうかもしれない。
そんな可能性はある。

ただ、母が昔、妹の介護をしながら言っていた。

 「『病気』はお医者さんしか治せない。
  けど『障害』は違うよ。
  まわりがなんとかすれば、うまいこと工夫すれば、大抵のことはできるんだから」

母はもう病気ではない。
妹と同じ障害者だ。
歩けなくても。
見えなくても。
分からなくても。
なんとかうまいこと工夫をすれば、大抵のことはできるはずだ。

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