在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
0

怪獣が帰ってくる

母がなんだか元気がない。
珍しいほど黙りこみ。
ときどきぼんやりしたりして。
足が痛いせいだろうか。
それとも風邪でもひいたのか。
と、心配していたけれど。
原因は、思いがけないことだった。

明日がU子(末妹)が帰ってくるねと、私が話しかけた時だ。
母はちょっとため息をついた。
 「・・・明日は、大変だね・・・」
そして慌てて
 「帰ってきて嬉しいって、言えるようにならないとね」
とつけ加えた。

妹のU子は重度重複障害者。
一年前から施設のお世話になっている。
毎月、外泊という形で帰ってくるたびに、我が家は戦場になる。
妹は、久しぶりの家が嬉しくて、はしゃぎ過ぎてしまうから。
怪獣のような奇声をあげまくってしまうから。
病後、大きな音に弱くなった母には、妹の金切り声がキツいらしい。

 我が子なのに。
 30年も育ててきたのに。
 一緒にいるのがしんどいなんて。
 病気になるまでは自分が世話していたけれど、今では何もできなくなって、上の子(私)に二重の負担をかけてしまって。

そんな罪悪感にさいなまれているらしい。

大丈夫だよお母さん、と言ってしまえばウソになる。
私にとってもU子は可愛い妹だし、会えるのは嬉しいんだけど、
それ以上に手に負えなくて、暴れまわるたびに毎回大ゲンカしてしまうから。
それで私も黙りがちになってしまう。

そんなときに
 「U子が帰ってきたら、焼肉いこう!」
とオヤジがいいだした。
 「U子にも、肉、食わしてやらなな!」
食事介助するのは私なんだけど、と思いながらも焼肉屋に予約を入れた。
 「車椅子2台つれて行きますんでよろしく」
と。
・・・ああ。
しんどい仕事がまた増えた。

1クリックで怪獣な妹と闘う勇気をください!
  ↓
にほんブログ村 介護ブログへ

関連記事


スポンサードリンク

該当の記事は見つかりませんでした。

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する