在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
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母スイッチ

先日、母をつれて出かけた時のこと。
「トイレに行きたい」
というので車椅子マークのついたトイレに入った。
苦手な左手すりだけど、まあいいや。
頑張ろうねお母さん。

よっこらしょ、と手すりをもって立ち上がり。
ズボンと紙パンツを下ろす。
お尻を出した状態で方向転換し、一気に便器に座る。
なんとか無事に座れたねー。

と。
ここで気がついた。
私の足元にウンチが落ちていることに!
「おっとー!」
思わず大声をあげる。
「踏んでもうたーーーー!」

床が汚れていることに、ぜんぜん気づいていなかった。
前の人のウンチだよねこれ・・・。
ちゃんと掃除しといてよ・・・。
愚痴っていたら母が
「あ、それ、私の私の」
と手を挙げた。
方向転換のときにコロンと出てしまったらしい。
出たなら出たって言ってほしい。
「ごめんごめん」
母はケラケラと笑っている。

除菌シートで床を掃除していると、
「ごめんね」
笑いを消して、母は言った。
「汚いことさせてごめんね」
ぜんぜん平気だよ。
と、私は答える。
本当に平気。
汚いとさえ思わないほどに。
さっきは知らない人のウンチを踏んだと思って「わっ!」と声をあげたんだけど。
母のだと分かると一瞬で「なーんだ」という気持ちになった。
平気になった。
誰のものでも汚物に違いはないのに。
それはまるでスイッチが切り替わったかのようだった。
働いていた頃、「仕事スイッチ」が入ると虫でも蛇でも掴めたように。
今は「母スイッチ」が入ると何でもOKなのだろう。

ちなみに、健側に手すりがあるときは、こういう失敗はほとんどありません。
麻痺側の移乗は難しいです。

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