在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
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「重複障害者 生まれて幸せだと思えない」

久しぶりにアクセス解析をみたら、こんなキーワードでうちにたどり着いた方がいらっしゃいました。

「重複障害者  生まれて幸せだと思えない」

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このワードでどこがどう引っかかったのか分かりませんが。
私には、ものすごく引っかかりました。
なので今日も本気で書こうと思います。




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うちの妹もその友達もみんな重度重複障害者です。
知的と身体、両方に重い障害をもっています。
歩けない座れない話せない、文字の読み書きも、足し算もできません。
長生きできない人も多く、妹の同級生は32才で半数まで減りました。

でも。
それでも。

「重複障害者  生まれて幸せだと思えない」

とは、思いません。
けっして。
妹は施設に入りましたが、それでも歌を歌っています。
それでも楽しく笑っています。
今年は甲子園に野球を観に行きました。
宝塚歌劇もみました。
ストラディバリウスも聴きました。
先日の帰宅時には、猫を抱き、赤ちゃんを抱いて、幸せそうに笑っていました。

何もできなくても幸せになることだけはできると・・・
その権利はもっていると、私は思います。
私自身に、それぞれの気持ちはわからないのですけれど。

私たち兄弟は、生まれたときから強制的に介護に関わります。
障害者の兄弟を重荷に感じる人は、あたりまえですが、多いです。
私だって正直カンベンしてほしいと思うことはあります。
つい先日も、金切り声をあげつづける妹のおかげで一睡もできなかった話を書きました。
いつものことですが、いつでもけっこう辛いです。
妹一人ならともかくも、母とあわせて2人介護になると耐えきれず、昨年とうとう施設に預けました。

でも。
それでも。

「重複障害者  生まれて幸せだと思えない」?

幸せだと。
私は思います。

夜の介護は本当に辛いけど。
それは妹のせいではありません。
邪魔くさいことはあっても、憎たらしいとか、いなければ良いのにとか、思うことはありません。
逆に、話のネタになる妹がいてラッキーだと思っています。
妹のそばにいると、いつもと違うことが起こります。
世界は違うふうに見えてきます。
妹と一緒にいると、まったく違う旅ができます。
だから私は数年前、妹を連れてエジプトに行きました。(『駄のたびねこ』車椅子でエジプトへ
(車椅子の妹と、ガイドさん、肩車してもらっているのは姪っ子の椿)

ときどき勘違いされるのですが
こういうのは美談でもなんでもないし
良く思われたくて嘘をついているわけでもありません。
あたりまえの話です。
普通の姉妹の話です。

私には妹が2人いて
一人は国際結婚してオーストラリアにいっちゃって
一人は障害者で施設にいっちゃって
2人そろって親の世話してくれへんから困ったわー、てなもんです。
2人ともケンカをしますし
2人とも若い頃はよく旅行に行きました。
健常者の妹も障害者の妹も2人とも同じです。
2人ともちょっとウザいです。
兄弟ってそういうものじゃないでしょうか。
私は、2人の姉で良かったと思っています。

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「重複障害者  生まれて幸せだと思えない」
これを書いたのが重複障害者のお父さんかお母さんだとしたら。
悲しいことだと思います。
私は子供を産んだことがないので親の気持ちはわかりません。
うちの両親は不幸そうには見えませんけれども。

悲しい言葉で検索してきた方が
どういう立場の方かはわかりませんが
たとえ今の気持ちがどうであっても
これから先、幸せな人生を送れたらいいなと祈ります。
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