在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
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ドイツ語で言ってみよう

母は脳出血の後、記憶力に障害をもった。
 「新しいことを覚えるのは難しいでしょう」
と医者にいわれている。
難しいのか。
そうなのか。
じゃあ、やってやろうじゃないの。
母は逆境であればあるほど燃えるタイプである。

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やってやろうじゃないの、とドイツ語の勉強をはじめたのが半年前。
どうにかこうにか百までの数字を覚え、今は簡単な会話にチャレンジしている。
名前は何ですか?
どこから来ましたか?
何才ですか?
私の質問に、母はたどたどしいドイツ語で答えられるようになってきた。
 「イッヒ ハイセ ヒロミ。
  イッヒ コメ アウス ヤーパン。
  イッヒ・・・
  イッヒ・・・」
あ。
止まった。
年はいくつですか?
 「・・・」
年はいくつですか?
 「・・・」
おかーさん、自分の年だよ。
 「・・・」
自分のトシを忘れたのか。
それともドイツ語の数字を忘れたのか。
母はだいぶ悩んだ末に、顔をあげてこう言った。

 「『女性に年齢をきいてはいけません』って、ドイツ語でどういうの?」

母には敵わないと思った。

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