在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
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こころの桜

去年おととし見られなかったぶん、今年はたくさん花見をする。
2回目の花見は、心のふるさと宝塚の花だ。



ひとめ見て、やっぱり、ここの桜は特別だと思った。

私はものごころつく前からファミリーランドで遊び大劇場で育ってきたから。
反抗期の半分くらいはこの並木道に腰掛けてすごしたから。

従妹と2人でガーデンフィールズを歩いた。
歩道橋の上から、むかし遊園地だったところを眺めた。
夢の跡地は白い桜に覆われていた。
桜がまぶしい。
お日様がまぶしい。
空が真っ青だ。
子供の頃とおんなじに。
この空のどこかにまだ観覧車やバーンストーマーが飛んでいるような気さえした。
 「今でもファミリーランドの音が聞こえてきそうだね」
と従妹が言った。
・・・ああ、まだ耳に残ってる。
駆け抜けるジェットコースターの轟音と悲鳴、乗り物が発車するときのサイレン、メリーゴーランドの音楽、動物園のアシカの鳴き声。

前日の雨で花はすでに散り始め、水面は桜色にそまっていた。


 
桜が毎年とくべつなのは、出会いと別れをくりかえすこの季節、頭上に咲いてるからだろう。
嬉しいことも悲しいことも。
みんないっしょに思い出すから。
私はここでいったい何人の友達と出会い、何度ケンカをし、何人のスターを見送ってきたことだろう。
泣いたり笑ったりしながら。
この、桜並木の下で。


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