在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
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メガネ店で老親を虐待もどき

母が
 「メガネが欲しい」
といいだした。
 「ちゃんとしたメガネがあったら、本も楽譜も読めると思うねんけど」
いや、読めないのは半側空間無視という障害のせい。
左が認識できないせい。
視力は関係ない。
・・・いや、ちょっと待て。
右側だけでもハッキリ見えたら、見えないところを補いやすいかもしれないな。
そう思ってメガネ屋へ連れていった。

すると。
 「まず最初に、目の検査をして頂かなければいけないのですが・・・」
とメガネ屋さんがおずおずと言った。
 「検査の機械が母に使えるだろうか?」
と心配している。
イスに座り、決められた位置にアゴを置き、目の検査をする機械。
ただそれだけの物なのだけど・・・
母ったら、アゴ置きに顔が届かない。
上体が不安定で前屈みの姿勢がとれないから。
ちょっとゴメンね、と断ってから
 「うおりゃ!」
肩を押し、力づくで前倒しにしてやった。
 「今のうちにお願いします!」
 「は、はい!」
メガネ屋さんは早速、検査にとりかかる。
が、
 「まだダメです。おでこをもっと前にだしてください!」
 「うおりゃ!!」
肩にくわえて後ろ頭も押して機械にくっつける。
 「ふんッ!」
母の鼻息が荒くなる。
お母さんゴメンもうちょっと我慢!
 「OKです!!」
やっと検査が始まったが、こんどは
 「ダメです! 左目、もうすこし開きませんか?」
左は麻痺があるのでうまく動かせない。
そしたらメガネ屋さんが必死の形相で
 「瞼をひっぱってください!」
って指示してきたから、私は
母の肩と頭を力いっぱい、ぎゅうぎゅう押さえこみつつ、左の瞼をこじ開けた
 「うっ・・・」
ごめん!
耐えろ、母!
ていうかこれ、
どう見ても虐待だよな!
通報されたらどうしよう!
他の店員さんが「今お客さん入ってきたらどうしよう」って顔してた。

虐待の甲斐あって検査は無事に終了した。
母の目は乱視がひどいことが発覚し(「そういえば昔から乱視だった」と母はあとから思い出し)、ちゃんと度の合ったメガネをつくってもらえた。
フレームの可愛いやつで母も嬉しそうだった。
めでたし、めでたし。
・・・母、お疲れ。

メガネをかけたからって楽譜が読めるわけではありませんが、
いつかまた読めますように!
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