在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
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きっと大丈夫

朝ドラをみてる。
『あまちゃん』をみてる。
楽しい可笑しいドラマなんだ。

だけど。

夢を追う少女がチャンスに恵まれ、いざ上京という時に父親が倒れる、という話があった。
脳梗塞かなんかだった。
少女は東京へは行けなかった。
 「行けよ!」
と私は思った。
父親は命に別状がなく母も兄もいる、政治家だからきっと秘書だっているだろう。
女子高生にできることなんかきっとないから一生で一度かもしれないチャンスを掴みにさっさと東京へ行けよ!
 「行ってくれよ!」
だけど彼女は行かなかった。
そうこうするうちにこんどは母親が家出をした。
なんか嫌になったんだって。
自分の人生考えちゃったんだって。
 「この根性なし!!!」

妙な感情移入をしながら観てるから、朝8時の我が家はやたらうるさい。


・・・で。

ドラマで倒れた父親は驚異の回復をみせ、1,2か月で歩けるようになってた。
うらやましい限りである。
介護めっちゃ軽いやん。
うちのオカンは発症5か月にしていまだ歩くどころか座ることもままならん。

 「そんなん、めっちゃ軽いやん!」

というひとがいた。

 「座れなくてもはっきり喋るし、固形食べられるし、右手動くし!
  こんなの重度のうちに入らないわよお!」

それは母の育児仲間の言葉だった。

 「うちの子たちと比べたら、ね!」

そのひとの娘さんも、うちの妹も、重度の重複障害をもって生まれてきた。
私たち家族はずっと妹のオムツ交換をし、食事介助をし、夜中に呼び起こされ、そうやって30年間暮らしてきたのだ。
彼女たちに比べればたしかに母の介護度はずっと軽い。

 「だからきっと大丈夫よ」

今までたくさんの人から「たいへんね」ばかり言われてきたし
逆に「なんとかなるよ」っていわれても「何もしらないくせに」と腹が立った。
なのに母とともに戦ってきた人の言葉は、すんなり聞くことができた。

 「きっと大丈夫。」

って。
なんか嬉しかった。

 「でも・・・」

と、そのひとは続けた。

 「お母さんを支え、妹さんを支え、お父さんも支えなちゃいけないあなたのことは、いったい誰が支えてくれるの?」

大丈夫です。
私には、友達がいます。
泣きたいときそばにいてくれる友がいます。
信頼できる人がいます。
普段はあんまり連絡をとらないのに何かあったらメールをくれる人がいます。
見守っていてくれる人がいます。
私は本当に恵まれています。

だから、きっと大丈夫です。

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