連絡帳に「虐待ではありません」
朝、デイサービスの連絡帳を書いていると、母が注文をつけてきた。
「虐待はされてません、って書いといて」
虐待?
なんで?
「だってシシィのおかげで傷だらけなんだもん!」
子猫の遊び方には容赦がない。
じゃれてひっかいたり、かみついたりする。
私たちなら逃げることもできるし叱ることもできるが、母は動けない。
麻痺のある手足には小さな傷がいっぱいついていた。
細い爪のあとだ。
わあ、かわいそう…。
「そんな痛いことはないねんけどね。今はいろいろあるから、職員さんに虐待と勘違いされたら困るでしょ」
それで母の注文どおりに、
「子猫にひっかかれて傷だらけです。虐待ではありません」
と連絡帳に書いておいたら、
「こんな可愛らしい虐待ないわー」
と、デイの職員さんに大受けしたそうだ。
「シシィは可愛いんだけどね。すーっごく可愛いんだけど」
母は困ったように言う。
「うるさすぎ!」
そうなんです。
子猫のシシィは…
うちの姫は…
最近ずっと…
暴れてます。
飛んでいます。
1秒たりともじっとしていない!
走るか飛ぶかミーミー鳴いてる!
ちょっと元気すぎじゃない?
しかも、これまでは母の部屋と廊下だけで暮らしていたのに、とうとう脱走に成功してしまった。
家じゅうを走りまわる子猫のあとを、サンジ兄ちゃんが
「えっ、大丈夫? そこ入って大丈夫?」
みたいな顔でついてまわっていました。
シシィはサンジのことが好きすぎて、顔をあわせると襲いかかっていきます。
「プロレスごっこしよー!」
サンジはあまり体力がないのですぐに疲れてしまいます。
ちょっと可哀想…。
(ぼくもう疲れた!)
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そりゃあ子猫も可愛いけどさあ。
健気なサンジは最高に可愛い。
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-4 Comments
シシィちゃんが残像みたいになってる!
我が家の猫も昔は家中を破壊したものでした…
子育てサンジくんお疲れ様。
寂しくはなくなったけど、子猫の相手はちょっぴり大変ですね
でもしばらくすると電池が切れる(笑)。
今まで走ってたのに急に静かになったなーと思ったら寝ています。
日に日にパワーを増す姫に、サンジはとても苦労しています…。
母も見たがっています。
でもチケットもないですしお金もないです…
なにしろ猫のシシィに宮殿まで買ってしまったので(笑)