在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
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おばちゃん、私頑張るで!

母を近所の映画館に連れていったときのこと。
 「楽しかったねー」
と見終って、帰るときのこと。
私たちは駐車場へおりるエレベーターを待っていた。
先に並んでいたのは、60代くらいのおばさんが一人。
そこのエレベーターはとても小さくて、大人が2人乗ればいっぱい、3人だとぎゅうぎゅうになってしまう。
おばさんと私と車椅子の母、全員が乗り込むことはできない。
だからエレベーターが来たときに私は 
 「次に乗りますので」
と断った。
するとおばさんは
 「いいのよ、先に行って。私は急がないから、ほら!」
と譲ってくださった。
それから、母とお礼を言って乗りこむとき、おばさんは
 「お母様? …そう、大変だけど頑張ってね!」
とも声をかけてくれた。
優しいおばさんだった。
きっと介護をしたことがある人なのだろう。

とても嬉しかった。
が、それと同時に
 「一体何を頑張ればいいのだろう」
とも考えてしまった。
昔、妹の車椅子を押して歩いていた頃から、よく『がんばって』と励まされてきた。
そのたびに
 「頑張るほどのこと、してへんねんけどなあ」
と不甲斐なく思ったものだ。
ただ車椅子押してただけやし。
今もケラケラ笑いながら映画見てただけやし。
頑張るようなこと、なんにもしてへんけどなあ。
いつもいつも首をかしげていたものだ。

が。
この日は初めて答えが出た。

・・・あ、そうや!
ウィーン頑張って行くわ!
ウィーンだけはちょっと頑張らないと行かれへんねん。
励ましてくれておばちゃんありがとう!
私、頑張るで!

一瞬だけど、心が温かくなる出会いだった。

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4 Comments

says..."管理人のみ閲覧できます"
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2016.01.28 17:41 | | # [edit]
だだ says...">秘密のコメントさん"
ああもう、そのお気持ちすっっっごく分かります(笑)
私もいっぱいいっぱいの時はもう棘だらけになっちゃって、周りの言葉に反応できないどころか棘で返してしまって後で反省していました…。
親切でいってくれてるんでしょうけれどね。

看病となると大変ですが、私にとって「介護」はごく日常のことなので、頑張ることではないんですよね。
ただ町中を普通に歩いてるだけで「頑張って」といわれても「ただ歩いてるだけなのにな」って思うんです。
私はべつに頑張って介護してるわけじゃないので。
申し訳ない気持ちになってしまいます。

ホテル選びは難航しています。
ほぼ決まりかけていたのに最寄駅が工事で使えないことが分かったんです。
困った…。

L字手すりはやっぱりないのですね。
探していただいてありがとうございます。
母自身は「壁に手をついてでも立てるようになる!」と豪語しております(笑)。
2016.01.28 22:54 | URL | #- [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016.01.29 00:20 | | # [edit]
だだ says...">秘密のコメントさん"
ありがとうございます。
手すりは多分すべてを調べることは不可能だと思います…。
かなり詳しいバリアフリー情報サイトにも手すりの有無までしか書いていませんし、形状となると誰も知らないでしょう。
代わりに、私が使ったトイレをすべて写真におさめてみせます!(笑)。
L字はないとあきらめて、最悪、手すりがなくても壁にもたれるとか、洗面台の端を持つとか、どうにかして立てるようになれば無敵だなあと最近話しております。
幸い現地在住の方と連絡がとれたのでいろいろ伺っているところです。
とりあえずバリアフリールーム(手すりつきトイレとシャワーチェア)があって立地の良いホテルに決めようと思っています。

いつも応援ありがとうございます!
2016.01.29 23:15 | URL | #- [edit]

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