在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
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今日だけは泣く

介護ブログのはずがここ数日は100%猫ブログと化しております…。 
が、それも今日で終わりにします。
明日からは普通に戻る。
前を向く。
だから今日は。
今日だけは。
アジャリのことを書かせてください。

あじゃりん
(今年の8月のアジャリさん)

アジャリは愛情深い猫でした。
前の猫のトラが死んだときも、お爺が死んだときも、とてもとても悲しみました。
面倒見の良い猫でした。
椿のこともサンジのことも、せっせと世話を焼いてくれました。
感情の豊かな猫でした。
晩年にはまるで人間のような表情を浮かべていました。
もしもアジャリが突然、人の言葉を話しはじめても、私は驚かなかったかもしれません。
人間くさい猫でした。

母が倒れた夜から昨日まで、アジャリは毎晩、私のベッドで眠りました。
多分、W介護でバタバタしている私を見て
 「私が一緒にいてあげるよ」
というつもりだったのだと思います。
いつも私の腕にアゴを置いて寝ていました。
それが今朝、目を覚ましたとき、腕枕がからっぽなことに気がついて、私は泣いてしまいました。

アジャリはもういないのです。
夜更かししていると「早く寝なさい」と叱ってくれるアジャリ、
カツオブシを棚から出すとどこからともなく駆け寄ってくるアジャリ、
朝ごはんのハムを分けてちょうだいと頼んでくるアジャリ、
寒い日にはヒーターをつけろと命令するアジャリ。
アジャリにはもう会えないのです。

いつもおはようを言いに来るサンジが
 「あれ、アジャリはどこにいったの?」
と探していました。
彼はまだよくわかっていないようです。

アジャリは庭に埋めました。
我が家は土に返す主義だから(犬猫は家族かもしれないけど、ヒトとは違う種類の動物であり、ヒトの流儀を押し付けるべきではないと考えています)。
私たちの寝室から正面に見えるところに穴を掘り、椿も一緒に土をかけてやりました。
もうちょっとしたらそこに明るい黄色のパンジーを植えようと思います。
たくさん咲くと陽だまりのように見えるでしょう。

ajaaja.jpg
(まだモフモフだった頃)

アジャリが寝込んだのはほんの4日間だけでしたし、ほとんど苦しみませんでした。
これ以上はないというほど理想的な大往生。
本当に立派な最期でした。
覚悟は十分できていたし、自然なことだと分かっています。
だけど。
それでも。
予想以上に堪えてしまいました。
・・・18年も一緒に暮らした相棒の死は、思っていた以上にキツかった。

それで妹が、気分転換にコストコへ連れていってくれました。
ずっと行きたかったんですよコストコ。
それで2人で
 「リンツGETー!!」
とか
 「プレスンシールは絶対買う!」
とか大騒ぎして、買い物しまくって。
笑いながらハイテンションで帰宅しました。
妹たちがいてくれて本当に良かったと思いました。

帰宅して玄関をあがって
 「ただいまー!」
といいながら家に入ったとき。
 リンリンリン
お風呂場から、軽い鈴の音が聞こえてきました。
 リリリリン
2度聞こえました。
猫の首輪についてる鈴です。

サンジだ、と思いました。
お風呂場で水でも飲んでるのでしょう。
 「サンジただいま!」 
けれどサンジはいませんでした。
おかしいな、と思って探したら、サンジは母のベッドの中で爆睡していました。

それではさっきの鈴の音は。
・・・アジャリです。
よくよく思いだしてみればあの音は、アジャリが水を飲んだあと、水滴のついた顔をちょっと振るときの音です。
もちろん聞き違いかもしれません。
風の音かもしれません。
でも私は、アジャリが「おかえり」を言ってくれたのだと思いました。
そう思うともう立っていられないほど悲しくなってしまいました。

それでも泣くのは今日かぎりにします。
アジャリはいつも、私が泣くととても心配してくれたから。
私のそばにじーっと座って
 「どうしたの」
と顔をフンフン近づけて慰めてくれたから。
アジャリが心配するから、明日からはもう泣きません。

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ここまで読んで頂いた皆様。
長い泣き言に耳を傾けてくださってありがとうございます。
そしてアジャリを愛してくださってありがとうございます。
私を励ましてくださってありがとうございます。

明日からは、また元気に頑張ります!
介護者って呑気にペットロスとかやってる暇はないのですよ。
明日は怪獣のような下の妹が帰宅します。
クリスマス会では母と二人バイオリンを弾きます。
その先には年末年始が待っていて大忙しの日々です。
アジャリ先生に叱られないように、一日一日を全力で楽しもうと思います!

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Category :  Comment: 4
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4 Comments

says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015.12.16 00:24 | | # [edit]
しま子 says..."おはようございます"
新しい一日を思い出と一緒に歩みましょう。て月並みなことしか言えないのでまた基本ROMに戻りますね、口数は減りますが、だださんのことご家族のこと旅立ったアジャリのこと無邪気なサンジのこと、応援してます
お花、楽しみにしてます
2015.12.16 01:33 | URL | #- [edit]
ロコ says..."胸が詰まります"
いつかは来るとわかっていても・・・お気持察するに
余りあります。

珠玉のような年月でしたね。
大老の去り方のみごとさに、舌を巻いています。

鈴の音はきっと、「すごく幸せだったよ」と伝え
たかったのでしょう。
2015.12.16 09:53 | URL | #sFtYLX32 [edit]
ゆきこ says..."ファンでした"
だださま、はじめてコメントいたします。
けっこう以前からブログ拝見しておりました。

人間のようなアジャリさんのファンでした。
なんて格好良い大往生なのでしょう。

アジャリさん、
姿かたちは見えなくなっても
きっとこれからもすぐ近くで寛いでらっしゃると思います。。。

すみません、なんか涙がとまりません。

だださんがお元気になられたら
アジャリさんの思い出話、
これからもたくさん聞かせてくださいね。

ご冥福をお祈りいたします。
だださんも少しずつお元気になられますように。

2015.12.16 21:21 | URL | #- [edit]

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