在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
22

アジャリ、お日さまだよ

アジャリ爺さん。
昨夜から水も飲まなくなりました。
それでもリビングに行きたいというそぶりを見せたので、みんなのそばへ連れていきました。
ヒーターの前の一番温かい場所にアジャリの居場所をこしらえると、サンジが寄ってきてペロペロとなめました。

最後の2ショット

あらまあ、サンジ。
仲良しだねえ。
と、微笑ましくみていたら…

かぷっ!

最後の2ショット2

噛みよった!
瀕死のアジャリに噛みついた!(もちろん甘噛みです)
 「起きて遊ぼうよ」
といったのか、それとも
 「その場所、替わってよ」
とせがんでいたのかは謎ですが。
サンジが阿呆すぎてびっくりしました。
アジャリもちょっとだけ反応していました。

そのあと晴れ間がでたので、念願の日向ぼっこをしました。

アジャリのひなぼっこ

アジャリのお気に入りの日向ぼっこ場所はケアスロープの上。
私と母が洗濯を干すとき、いつもここでたたずんで見ているんです。
 「アジャリ、お日様だよ」
というと、アジャリはかすかにシッポを動かしています。
小春日和のあたたかな陽光を二人でならんで浴びるのは、とても幸せな瞬間でした。
たとえそれが長続きしないと知っていても。

アジャリは30分ほど気持ちよさそうにしていましたが、
 「おうちに入る?」
と尋ねると「おうち(犬でいうハウス!の命令)」という言葉に反応して顔を上げました。

夕方になると子供たちが帰ってきました。
私は夕飯の買い物に行くため、リビングでテレビを見ていた椿に
 「ちょっとだけアジャリを見ておいて」
とお願いして出かけました。

スーパーから帰ると、オヤジが私を待っていて
 「アジャリが息をしていない」
と言いました。
ついさっきのことだったと、椿が目を赤くして教えてくれました。
ほとんど苦しむこともなく、咳こんだと思ったらもう逝ったのだそうです。

アジャリの見た空

椿には可哀そうなことをしました。
ごめんね、怖かった?
 「ちょっと」
でもアジャリは幸せだったと思うよ。
最後に大好きな椿とデートができたんだから。

アジャリは本当に賢い猫でした。
最後まで私たちに気を使ってタイミングを計っていたような気がします。
明後日にはU子が施設から帰ってくるよ、どうしよう…
と話していたので。
私たちが忙しくなる前に旅立つことに決めたのでしょう。

私が買いものに出かけた隙にいってしまったのも、狙っていたのかもしれません。
大事に育ててきた椿に「命の授業を」してくれたのだと思うのです。
でも妹は
 「違うと思うよ。アジャリは、お姉ちゃんと『お別れ』がしたくなかったんだよ」
と言います。
猫は、最期の姿を見られたくないものだから。
お互い寂しくなるから。
だから「さよなら」は言わない。
Never Say Goodbye.
また会う日まで。
青空のむこうで私を待っていて。
カツオブシでも食べながら。
ねえ、アジャリ。

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Category :  Comment: 22
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22 Comments

ぴあの says..."No title"
ご愁傷様です。
私も妹さんのおっしゃるとおりだと思います。
猫は最期の姿を見せたくなくて家を出るって、よく聞きますよね。
アジャリちゃんは、だださんが大好きだから、その時の姿を見せたくなかったんでしょう。
最後までだださんの温かい気持ちに包まれて、日向ぼっこ以上に温かくなって旅立ったアジャリちゃんは幸せな一生だったろうな・・
椿ちゃんに「命の授業」までしたアジャリちゃんを尊敬!

アジャリちゃん、どうか安からに。。。
2015.12.14 21:13 | URL | #- [edit]
teddykoguma says..."No title"
おやすみなさい、アジャリさん。
お務め、お疲れ様でした。
アジャリさんは虹の橋を渡り、空になって風になって雲になって星になって、だだ家の皆さんを守ってくれると信じています。
だださん。
書いてくれてありがとうごさいます。
2015.12.14 21:32 | URL | #- [edit]
maru says..."No title"
飼い主思いのアジャリさん、またね。
2015.12.14 21:37 | URL | #- [edit]
サンジ好き says..."Never say Goodbye"
遂に悲しい別れの時が来てしまったんですね。

お辛い中でのブログ更新ありがとうございます。

最後までアジャリさんの威厳を保たせてあげただださんの事を心から尊敬します。

だださん家の一員として過ごせて、アジャリさんは本当に幸せだったと思いますよ。

今頃アジャリさんはお爺様と再会しているのかな?





2015.12.14 21:54 | URL | #- [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015.12.14 23:09 | | # [edit]
POTE says..."ご冥福をお祈り申し上げます"
家族として暮らし、家族として旅立ったのですね。
お若い人たちにも大きな学びのきっかけになってくれたのではないかと思います。
これからは、姿は見えなくとも、眩しい光となって、暖かい陽だまりとなって、爽やかな風となって皆さんを見守ってくださることでしょう。
2015.12.14 23:15 | URL | #.5Qwvuhc [edit]
よーこ says...""
ご愁傷さまです。
アジャリさん、だださんと日向ぼっこができて良かったですね。

家族思いのアジャリさんはタイミングをはかっていたのでしょうね。

私もだださんに最期を見せたくなかったのだと思います。

アジャリさんお疲れ様でした。


2015.12.15 00:43 | URL | #- [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015.12.15 00:49 | | # [edit]
meg says..."No title"
楽しい時も辛い時も悲しい時も、だださんのブログを訪ねるとアジャリさんのかわいらしい姿にいつも癒され、笑顔や元気をたくさんもらいました。
アジャリさん、天国で元気に遊んで、かつお節もいっぱい食べてくださいね!幸せをたくさん届けてくれてありがとう!
2015.12.15 01:46 | URL | #- [edit]
まあさ says..."No title"
だださん、
アジャリさんに伝言ありがとうございました。
アジャリさんに伝わってうれしいです。

しばらくは、なにかにつけアジャリさんの気配が感じられ、
その気配がうれしくもあり、
「そうだ、もういないんだ」と気づくとさらにさみしくなったりするのでしょうね。
さらに時がたつと、自分の中で、つねに生きているようになって、
いつもこころをあたためてくれる、なつかしい存在になってくれる。
わたしより先立った愛する存在たちはみんなそうでした。

ひなたの似合う日だまり色のアジャリさん。
旅立つ日に、だださんとひなたぼっこができて、ほんとによかったです。
アジャリさんのご冥福をこころよりお祈り申し上げます。
2015.12.15 04:24 | URL | #VKJn48LU [edit]
しま子 says..."涙が出るけど"
アジャリは満足したんだろうなって思います だださんのおかげ、そしてアジャリのおかげ。素敵な猫さんですね。
2015.12.15 06:36 | URL | #- [edit]
R says..."あじゃり星☆"
あじゃりさんは
末期の日向ぼっこを
待っていたんでしょうか
お日さまを感じて
嬉しかったでしょうね

愛するものは逝ったあと星になる
そう信じてます

日向の夜に
あじゃり星が見えますよ
きっと
2015.12.15 09:28 | URL | #- [edit]
しろうさ says..."またね!"
アジャリ爺さん お疲れ様でした。
とても幸せな一生でしたね!
忙しいだださんが へこたれないよう
お空から見守ってあげて下さい。

ゆがんだお空が だださんの涙を通した
写真のようです。
でも お日様がいっぱいですね。
アジャリさん 天国で元気に遊んで下さい。

だださん ふぁいと~~!!

2015.12.15 13:39 | URL | #WGv/JGO2 [edit]
atsumi says..."No title"
今までだださんたちはアジャリさんたちに癒されて
アジャリさんはご家族の皆さんに癒されて
だださん家の家族で本当に幸せだったと心から思います。

旅立ちのとき、自分で決めたんでしょうね。
青空のむこうのあったかい場所で
これからもきっとだださんたちを見守ってくれますよ。
2015.12.15 13:58 | URL | #BWgGc7Fk [edit]
あゆみん says...""
どうか…どうか、先に逝ったみんなの元にアジャリが迷わず行けますように…。

寂しい思いをしませんように。
かつおぶしもいっぱい食べられますように。
これかも幸せでいられますように…。
2015.12.15 16:00 | URL | #- [edit]
クン says...""
出会った時から最期に別れる瞬間まで、それはつながっている。そのまるごと全部が愛しいものというようなことを詩人の伊藤比呂美さんが書いた本を読んでから、私は少し死を看取ることについての思いが変わりました。アジャリ猫さん、見事な最期でした。その存在は、ご家族にとって唯一無二だと思います。猫は、生活のどの場面にもいて、影のようにひたひたといつも静かに寄り添ってくるだけに、その喪失感は計り知れないものがありますが、だださんのご家族ならその悲しみも共有しかけがえのないアジャリ猫さんの存在をいつまでも慈しまれることと思います。
2015.12.15 16:01 | URL | #- [edit]
みわ says..."No title"
アジャリ君のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
アジャリ君、ご家族に囲まれて安らかな気持ちで逝けたのではないかと思います。

2015.12.15 17:29 | URL | #- [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015.12.15 21:54 | | # [edit]
ささ says..."No title"
大好きだったアジャリさん、旅立たれたのですね。
一つの命が終わるということ、そして、それを受け入れるということ…。私もまた、アジャリさんに命の授業をしてもらった気がします。
そして、アジャリさんの命が終わるまでの姿を見せて下さっただださんにも感謝しています。

最後になりましたが、アジャリさんのご冥福をお祈りします。
2015.12.15 22:03 | URL | #0HMKsla6 [edit]
秘密の訪問者さん says..."No title"
アジャリさん、旅立って行かれたのですね。お疲れ様、ありがとう。だださんのブログを通して、いろんなことを思い出してます。椿ちゃんをお守りしたり、必死に守ってたこと、おじいさんの外泊を喜んでたこと、家族の誰かいないとすっごい心配したり、淋しがってたこと。アジャリさんにそっくりな先代のにゃんこさんとか、お名前の由来のガイドさんのこととか、だださんがスーツケース出すと邪魔することとか。妹さんご一家を待ってたんだね。会えてよかったね。今までありがとう。サンジ君は、わかっていたんですね。いっぱいいっぱいありがとうございました。
2015.12.15 22:35 | URL | #73N2RJF. [edit]
だだ says..."コメントを下さった皆様へ"
コメントをくださった皆様

優しいお言葉をありがとうございました。
とても懐かしい方や、初めて言葉をかけてくださった方や、長いおつきあいの方や…。
本当にありがとうございます。
アジャリは幸せ者です。
たくさんのコメントを読みながらまた泣いてしまいました。
本当はお一人ずつにお返事をするべきなのですが、そうするとまた泣いてしまいそうなので、ごめんなさい、今日はまとめさせてください。

アジャリのお迎えにはトラが来ていたようです。
アジャリのお母さんがわりだった猫です。
ちょっとの間は私たちのそばにいてくれるかもしれませんが、そのあとはトラに連れられてお爺の待つ世界へ旅だっていくことでしょう。
そしていつか私たちがこの世での仕事を終えたときに迎えにきてくれるでしょう。

明日からぐんと気温が下がるそうです。
皆様もお体にお気をつけてください。
2015.12.17 00:20 | URL | #- [edit]
秘密の訪問者さん says..."No title"
だださん、おはようございます。眠れたかな?だださんの気持ちが痛いほどわかります。わかりすぎて、私も涙がとまりません。心配しつつ、ROM読者に、もどります。きっと、パンジーの咲く頃には、みんなが大好きだった、アジャリさんのこと、いっぱいいっぱい書いてくれると信じて。お互い在宅介護者、守るべき人がいるものね。最後にアジャリさん、ありがとう。もう少し、だださんのそばにいてあげてね。頑張り屋さんの痛みを察して、暖かく包んであげれるのは、貴方しかいないから。トラさんや、おじいさんが、時々姿をみせてくれたように、いつでもそばにいるよって、暖かく包んであげてね。
2015.12.17 07:03 | URL | #73N2RJF. [edit]

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