在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
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昔の日記を読んでみた

皆さん、日記ってつけてますか?
私は小学校の頃からの日記魔で、子どもの頃の日記帳が数十冊、捨てられずに押入れにしまってあったりします。
もちろんブログはその延長。

日記魔の私が一番がんばって書きつけるのが、旅行中です。
2010年から11年にかけてはポメラ(ワープロみたいなもの)を持ち歩いて旅先で書きまくってました。
昨日、そのデータを久々に開いてみたら。
なんだか、ものすごく楽しかったんです。

アフリカ。
中東。
ヨーロッパ。
南米。

今では考えられない旅をしていました。
市内から出ることすら滅多にない今の状況とは違いすぎて、まるで別世界で。
でもこれは私が見た旅だ。
私が書いた文章だ。
なんだか信じられないくらいに遠く感じられて。

2012年に『地球の迷子』っていう本を書いたけど、あれはブログをまとめたもの。
まあ抜粋の抜粋です。
日記はあの本の十倍くらいの量があり、ものすごく細かいんです。
なにしろ、飛行機のチケットをとったことから客引きにつかまって宿探しをしたこと、そのときどんな会話をしたかまで、事細かに記録しているんですから。

 食堂の朝ごはんは微妙だった。とっても一生懸命なのは分かるけど、でもだいぶ微妙だった。照明がものすごく暗い、というかほとんど真っ暗なのは電気が自家発電なのだろう。ビュッフェ形式でありながらあらかた食い尽くされて何にもなかったし、ポリッジは吐きそうにまずかったし、仕方がないので卵とトーストだけを食べた。コーヒーをくれと言ったら紅茶が出てきた。

(ジンバブエの宿にて)



その情報は必要なのか?ということだらけの日記。
リアルタイムに細かく記すから、臨場感がたっぷりの日記。

彼女の頭のむこうに煙のあがるのが見えた。
 「焚き火?じゃないよね、火事?」
 ヤリエルさんを突っついたら、彼女はとびあがってしっかり者の兄ちゃんに
 「ルック・ルック!サムシングハプン!」
 と叫んだ。
 しっかり者は即座にバスから飛び降り、煙のほうに駆けだしていった。呆然とそれを見送るうちに、気づけば反対側の窓もフロントガラスももうもうたる煙に囲まれているのだった。
 「逃げよう!」

(インドのバスが燃えた夜)



私の魂が、もう一人の私が、そこにいて、旅をしている。
騙されたりタカられたり、泣いたり笑ったりしている。
私はもう当分、家から出られないけど、日記を読むとき私はあの旅の空に戻ることができる。
すんごい楽しい。
日記って、こういう効果があるものだったんだ。
後ろ向きだと言いたければ言え!
ずっと前向いてんの疲れるんだよ!

昔『地球の迷子』を電子書籍にしてほしい、と言ってくださった方がいらっしゃいました。
あの本はどうしようもないんだけど、この日記を編集して電子書籍にするのは簡単です。
自己満足だけの代物だけど、まとめて自分で読んでみるのもおもしろいかな、と思っています。

なんかどうでもいい話でごめんなさい。

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数年前、私が旅した世界は、本当に美しかったです。
シリアの人たちはみんな、旅する私を助けてくれました。
フランスに行ったことはないけどヨーロッパの人も親切にしてくれました。
どんな肌の色でも、どんな宗教でも、個人個人ならきっとみんな優しいんです。
なんでこんなに殺しあわなくちゃいけないんでしょう。
どうして子供たちの血が流されるんでしょう。
テレビのニュースはどれも悲しいばかりです。
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2 Comments

ロコ says..."No title"
継続は力なりって、ほんとに力になるものですね。
何年経っても楽しめるんですから。

私はからきしダメです。コツコツができません。
家系なのか小学校時代の夏休みに遊びに来てきていた従弟と競争で、
日記の土壇場数行一気書きをよくやりました。
下記は「おい、これはどういうことだ?」と従弟が担任に
からかわれた某日の1行です。
 けさ起きたら夕日がとてもきれいでした。

種の保存のための闘争以外に同胞を殺める動物は、
人間だけかな。
この業は、どこから来るものなのでしょうね。
「一人殺せば殺人者で、百万人殺せば英雄だ」という
映画「殺人狂時代」のチャプリンの名言も
ありますね。


2015.11.17 23:08 | URL | #sFtYLX32 [edit]
だだ says...">ロコさん"
>けさ起きたら夕日がとてもきれいでした。
素晴らしいですね!
子供の文章はこれでなくちゃいけません(笑)。
ちなみに私は宿題の絵日記は、夏休み初日にぜんぶ想像で描いたりしてました。

>種の保存のための闘争以外に同胞を殺める動物は、
>人間だけかな。
どうなんでしょうねえ。
肉食動物の雄は我が子を手にかけることもあると聞きますし、群れどうしのナワバリ争いでは血が流れるでしょう。
しかし人間の戦争はナワバリ争いに例えるにはあまりにも悲惨すぎ、被害が大きすぎます…。
科学がどんなに進歩しても、人間自身は進歩しないのですね。
2015.11.18 20:48 | URL | #- [edit]

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