在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
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高次脳機能障害の母が、漢字検定を受けたいと言いだした

母はフィギュアスケートが好きです。
このあいだは、浅田真央ちゃんが見事にV復帰を果たしたことで感銘を受けちゃったようで。
突然、こんなことを言いだしました。 

 「私、司法試験にチャレンジしてみようかしら?」

まーたこの人は、何を寝ぼけたことを言ってるんでしょうか。
せめて漢字検定にしといたらどうですか。 
・・・と、冗談半分にいなしたら。

 「うん、そうする!」

えっ?

 「漢字検定の勉強をしよう!」

マジですか?!

 「私はいつもマジよ。何かに挑戦したいのよ!」

年齢なんて関係ない。
障害なんてどうでもいい。
いつでも新しいことを始めたくて、やってみたくて、好奇心でウズウズしているのです。
この好奇心こそが、高次脳でデロンデロンだった母を、ここまで回復させてきたのでしょう。

さっそく漢字検定の問題集を買いに本屋へ行きました。
事前にネットで調べてみたところ、母の学力は3級程度だと判明しています。
なのに母が手にした参考書は、『準2級』。
・・・なんで?
さっき3級って言ってたのに?

「できるのが分かってることをを勉強しても、おもしろくないでしょ!」

あくまでも、学びたいのです。
ひとつ上を狙いたいのです。
それから

「もし落ちたとき、3級なら悔しいけど、2級なら恥ずかしくないから!」

…打算もあるようです。

漢字検定の問題集

帰宅後さっそく問題集を開く母。
最初のテスト問題をやってみると、なんと「読み」問題は完璧でした。
すごいねー。
全部読めるんだ!

ただ、問題は…問題は… 『問題が見えない』こと。

母は左半側空間無視です。
物の左側が認識できません。
トレーニングでかなり回復してきましたが、横長の問題用紙の左端はどうしても見えないようで。
 「おかっしいねえ。問題がないねん」
ずーっと探してます。

同じ理由で選択問題も悩みの種です。
「正しいもの選べ」という問題で、似た漢字がいくつも提示されているような。

 「浅」
 「銭」
 「践」
 「賎」
 「残」

「ぜんぶおんなじやん!」
母、怒ってました。

ほかにも「人の顔がぜんぶ一緒に見えちゃう症候群」が漢字にも適用されることが分かりました。
問題文の意味が分からないこともありました。
同じ問題を何度も解いてしまったり、違うページに飛んじゃったり、回答欄もむちゃくちゃです。
かなり前途多難。
まあ、実際に受験するかどうかはともかくとして、飽きるまでやってみたらいいかなと思います。
母は目をキラキラさせながら
 「勉強するって楽しいね!」
と言っています。
人生は、楽しむためにあるのですから。

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4 Comments

ささ says..."No title"
人というのはやっぱり好奇心が生きる糧なのですね!
この調子なら、ウィーンも楽しく行けそうですね。
お母様もアジャリさんも元気で何よりです(下の記事の写真で、アジャリさんの毛並みが前より良くなっててびっくり)。
2015.11.12 18:53 | URL | #0HMKsla6 [edit]
だだ says...">ささサン"
そうそう!そうなんです!
アジャリさんの毛皮、ちょっとだけふっくらと綺麗になったんです!
柔軟剤かけたみたい(笑)
写真でわかりましたか~すごいです。

好奇心やチャレンジ精神は若者の特徴だけれど、特権ではないのですよね。
母の心は私よりずっと若いのだと思います。
2015.11.13 21:14 | URL | #- [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015.11.14 01:12 | | # [edit]
だだ says...">匿名の方へ"
ありがとうございます。
頑張りすぎちゃうとしんどいので(笑)、楽しんでくださいね!
2015.11.14 21:12 | URL | #- [edit]

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