在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
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ごめんな、母

今日は雨。
どこにも行かずに一日過ごす。

母が本を読んでいる間に、私は家事をしていた。
といっても、私はしょっちゅう様子をみにいくし、起きている間はしょちゅうトイレに連れていく。
母がひとりぼっちで30分以上過ごすことはほとんどない。
それに、手元に無線機を置いて、何かあったらすぐに連絡してくるし。



と、思ってたら。

気がついたら1時間も経っていた。

2階の片づけをしてる間、正直、ちょっと母のこと忘れてた。

あわてて無線で呼びかける。
お母さん大丈夫!?
「・・・・。」
返事がない。
ねえ、大丈夫!?
「・・・・。」
やっぱり返事がない。
まずい!
やばい!
これは何かあったかも!
車椅子から落ちてたらどうしよう!

階段をかけおりて母の部屋へ。
おかーさん無事かっ!?
ガラリと戸を開けると、母はさっきと同じ姿勢で車椅子に座ってた。
・・・よかった、無事だった。

ごめん、大丈夫だった?
「大丈夫じゃないの、トイレ行きたいの」
母は悲しそうに答えた。
「頑張って呼んでたんだけど、聞こえなかった?」
私のミスで、無線機は手の届かないところにあった。
仕方がないから、必死で呼んでいたらしい。
私を呼んでたらしい。
でも母には大きな声が出せないから、聞こえなかった。
こんなことは初めてだしすごく心細かっただろうと思う。

ほんまごめん!
めっちゃごめん!
堪忍な!

謝りまくりながらトイレに連れていったら、びっちゃんこでした。
ほったらかされてるんやったら、何のための在宅介護かわからんな。
ごめんな、母。

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母の土産でコロッケを

夕飯にコロッケを作り始めた。
作りはじめてから
「パン粉がない!」
と気がついた。
明らかに足りないが、今から買いに行くのも、めんどくさい。
そこで。
あるものを代用してコロッケの衣をつくりました。


(焼きコロッケです。見栄えは気にしないこと)

さて問題です。
パン粉の代わりに何を使ったのでしょうか?

・・・答えは「炭酸煎餅」です。

母がデイサービスの外出で、有馬温泉へ紅葉狩りにいったのですが
「お土産だよ!」
と嬉しげに、膨大な量の「割れ煎餅」を買ってきてくれました。



これがまた
「こんなにたくさんどうするの!?」
というほど大量で。
割れ煎だからおすそわけにも出せないし。
細かく砕いてパン粉がわりに使ってみました。

そしたら!
おいしいの!
炭酸煎餅のコロッケ!
ほんのり甘くてじゃがいもに合う!
ソースにも合う!

「おいしいね!」
と、母も大喜び。
「いいの買ってきたね私!」
うん、お母さんおいしいお土産ありがとねー!
ちょっと多すぎたけどねー(まだ2袋残ってます)

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ミステリーが戻ってきた

母は長いあいだ文字を読むことが難しかった。
が、今年に入って電子書籍で『赤毛のアン』を読めるようになり、
それから紙の本にも挑戦して、『ハリー・ポッター』などの児童書なら読めるようになった。
以来、何冊かファンタジーを読んでいたのだけれど。

「やっぱりミステリが読みたいな。子供向けじゃないやつ」

というので先日、図書館に行ってみた。
字が大きくて、でも子供向けじゃないミステリを探しに。
そんなのあるかなー。
あるかなー。
あるかなー・・・

あった!



「大活字文庫」だって!
初めて知った!
これ借りてみよう!
西村京太郎ならそんなに難しくはない、はず。

母は喜んだ。
「やった、十津川警部だ! 久しぶりねえ!」
古い知り合いに出会ったみたいな顔で本を開けた。


(しわしわのミカンは気にしないでください)

ほんとに字がでかい。
普通サイズの文庫本なら1冊で済むところを、3冊に分けている。

おかげで母は、すらすら読んだ。
電子書籍の『赤毛のアン』よりすらすら読んだ。
私は一人ムスカになりきって
「読める!読めるぞお!」
と快哉してた。

母はその日、むさぼるように読みふけり、最初の1冊をほぼ1日で読み終えた。
そしてわずか数日で『殺意の青函トンネル』を読み切った。
今は同じ十津川警部シリーズの『二つの金印の謎』を読んでいる。
図書館には「大活字」専用の棚があったから、東野圭吾も宮部みゆきも、まだまだたくさん読めるだろう。
活字のある暮らし、ミステリのある人生が、母のところに戻ってきたのだ。
よかった!

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