在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
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ドラマみたいに

ドラマをみていると、つくづく、テレビって綺麗やなと思う。
・・・あたりまえやねんけど。
刀でバッサバッサ人斬っても血がでなかったりするし。
サスペンスでは花瓶の一撃でアッサリ殺せる。
恋人の腕に抱かれて愛の言葉をいいきったとたん、ガクッといくパターンなんかみてると
 「そんなうまいこといくかい!」
ってつっこむ。
人ってそんな簡単に死ねないと思う。
そんなにきれいに死ねないと思う。
・・・あんまり口にしていい話じゃないんかな、これ。
傷ついた生命は、持ち主の意志とは関係なく、足掻いて、足掻いて、最後の最後までいっしょうけんめい生きのびようとするから。
医療の進歩はときには残酷なほどだから。
その姿をみれば、死ぬって、生きるのとおんなじくらい大変なんだと思うから。

日本のテレビは遺体を映さない。
それはいいんだけど、当然なことなんだけど。
でも、もしかして。
主人公が美しく感動的に死んでいくテレビしか見たことのない子どもや若い人は、もしかしたら、死ぬって美しく感動的なことだって勘違いしないだろうか?


(夕暮れ)

・・・でもまあ、ドラマでそんなリアルな場面流されてもイヤだけどな。

今の朝ドラでは、主人公の夫がこん睡状態になっている。
脳腫瘍かなにかの手術後ずっと目が覚めず、家につれてかえっての在宅療養なんだって。
いや~、綺麗でいいよね、俳優さんって!
床ずれとか胃ろうとかオムツ交換の話は、こういうドラマではあんまやらないもんね。


(毎朝、『純と愛』に釘づけのサンジ)

眠りつづける夫に話しかけても返事がかえってこない場面とか、
手を握ったら反射で握り返すたびに「もしかして」と思っちゃう場面とか。
わかるわかるって思いながら見てる。
せつないのを思いだしながら見てる。
愛くん、起きるといいな。
目を覚ますといいな。
今この瞬間もベッドで眠りつづけてる人みんな。
ドラマみたいに突然に、ぱっちりと目をひらいてくれたらいいな。


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お花をもらったよ

親戚の子どもが遊びにきてくれたよ。
よくわかんないことばをいっぱいしゃべる。
おひさまみたいにあかるい子だったよ。
たんぽぽみたいな手で、母にハンドクリームをぬってくれたよ。

病院めぐりでつかれてる日には
友達が電話をくれたよ。
わたしはなんにも知らせていなかったのに、かけてきてくれたよ。
それはそれは
泣きたいくらいにうれしかったんだよ。

きのうはお花をもらったよ。
元気で明るい。
すてきな匂いのや花だった。
ひとのこころに咲く花だったよ。



人とのつながりや優しさは、隠された宝石箱のよう。
ふだんはよく見えないけど、蓋をひらけばこんなにも、きらきら輝くんだ。

 「おばあちゃんに会いたい。おばあちゃんだいすき」
・・・LINEで、椿がメッセージをおくってきたよ。
母、早くタブレット使えるようにならないかな。


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家事、してるもん!

親戚や友達や知り合いの皆々様に出会うたび
 「たいへんね」
 「がんばってね」
 「たまには息抜きしてね」
と労わっていただきます。
ありがとうございます。
私は、大丈夫です。

でね、ちょっと気になることがあってね。
たいていの方は
 「お母さんたいへんね」
ってことなんだけど、初対面の方からときどき漂ってくる
 「家事とか大変でしょう、大丈夫?」
のニュアンス。
 「ぜんぶ親にやってもらってたダメな子なのに、急にお母さん倒れて大丈夫?
  生きていける?
  スーパーのお惣菜ばっかり食べてちゃダメよ」
とか心配されてるっぽいニュアンス。
私ってなぜか
 「台所が似合わない」
らしいです。
実の妹にまで
 「お姉ちゃんが料理してる姿って、なんべん見ても不思議でしょうがない」
なんていわれるくらい。
浮世離れしてみえるのかも。
母の知り合いにとっては
 「ふらふら旅行ばっかりして家にいない子」
っていうイメージらしい。

でも、そのイメージ間違ってるから!
家計簿つけるし!
掃除もしてる!
今夜のさばの味噌煮もポテトサラダも激ウマでしたわよ!
ついでにいうとヘルパー資格ももってるのですよ!

家事も介護も昔からやってきたこと。
だからそっちは大丈夫です。
今は、妹関係のさまざまな手続きや、支援計画の立てなおし、
母がやりかけていた仕事の引き継ぎや探し物があってちょっと忙しいだけ。
皆様が想像しているよりもずっと大丈夫。
大丈夫すぎて、むしろ太りました。
・・・「励ましのお菓子」を送ってくださった皆さん、ありがとう。


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