在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
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嫌すぎる

過去の栄光の話をしよう。
昔、私は細かった。
筋肉質だった。
よく動いていたからだ。
そのへんの若い子よりも足が速かった。
ばりばり走る姿はまるで忍者だとよく言われたものだ。
その体型は陸上やってるでしょう?とか。
駅伝にでてみない?とか、ね。
ほんと、過去の栄光。

それが、仕事をかわっていっぺんに動かなくなった。
穏やかな仕事なのだ。
楽で楽しいお仕事なのだ。
そうしたら。
私は忍者から豚さんになりました。

太ったのはしかたがないとしても。
体が動かないのが嫌だ。
全身が重く、頭で思っていることに体がついてこないのだ。
反応が遅い。
すべてが鈍い。
跳べない。
登れない。
すぐに息切れする。
まるで自分の体じゃないみたい。
運動不足ってこういうことなんだ。
・・・なんて醜いんだろう!

何度もジムに通ったりジョギング始めたりするんだけど、腰痛をやったり膝を痛めたりして休んでしまう。
一度休むともういいやっていう気になって続かない。
そうして慢性運動不足の子豚おばちゃんができあがるのであった。

すっごい悔しい。
すっごい嫌だ。
体も弱いけど意志も弱い。
弱い自分が自分で嫌だ!

てことで現在、何度目かのジョギングチャレンジ中です。
せめて旅立ちの日まで続きますように。


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ねこのあしあと

朝、サンジが「外に出たい」っていうから庭に出してやって
ついでに雪のうえに落としてやったら、びっくりしてた。



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ツンでれでれ

父は常々
 「猫なんかじゃまだ」
といっている。
 「ほんまにこいつらはもう! うるさい! あっちいけ!」
よく怒っている。
夏には
 「暑いから近寄るな、この毛玉が!」
と怒り、冬には
 「肌がかゆくなるから来るな!」
と追いはらう。
 「おい、俺の部屋に猫を入れるなよ。
  ぜったいに入れるなよ!」

けれども。
私は知っている。
家族はみんな知っている。
自分ひとりになると、父はひそかに猫たちを抱っこして
 「よちよちよち」
と頬ずりしているのを。
母と私がそろって留守をすると
 「猫たちが待ってるから」
と大急ぎで帰宅するのを。
そのうえアジャリのためにマグロのお刺身までを買ってくるのを(自分は食べないのに)。
昨日も私は聞いてしまった。
 「サンジ、こっちおいで・・・」
と布団に呼びこむ父の声を。
その愛しげな声を。
なにが『俺の部屋に猫を入れるな』やねん!


(父のとなりで寝ているサンジ)

どうして素直に可愛がれないんだろう?
呟いたら、母がこっそり教えてくれた。
 「可愛すぎて、お父さん、どうしていいか分らないみたいよ」
ああ、我が家はなんて平和なんだろう。


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