在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
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お菓子の家を食べよう

おばあちゃんは昔よく言ってた。
 「食べ物で遊んではいけません」
って。
 「食べ物を粗末にあつかてはいけません」
って。
遊んじゃったけど、でも粗末にはしたつもりはない。


(前記事「お菓子の家をつくろう」 )

心をこめてつくった、お菓子の牢獄、いや、『お菓子の家』。
たぶん世界一キタナイお菓子の家だろう。
めいっぱい楽しんだが、ついに壊す時がやってきた。
 「えー、こわしたくないー」
と姪っ子にはいわれたけど。
食べ物っていうのは食べてナンボ。
食べなかったらバチがあたるよ。

まずは、ピンクの屋根瓦をたべて。
壁のチョコレートを一枚ずつかじって。
それから庭のポッキーを・・・
と、私は考えてた。

ちょっとずつ食べながら壊すのが、お菓子の家の正しい食べ方。

それに憧れてつくったんだよ?

だけど子供たちったら。

グーで一気に叩きつぶしよった。


(お菓子の家のなれのはて)

元気なことは良いことだが。
おばちゃんはちょっと悲しい。


(「いっただっきまーす!」
やけ食いするキャプテン)


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お菓子の家をつくろう!

テレビドラマ『悪夢ちゃん』を見ていたら、お菓子の家がでてきた。
壁も柱も屋根もぜんぶスイーツでできてる、御伽噺にでてくるようなやつだ。
壁にくっついたワッフルをぱくりと食べる主人公。
いいなあ・・・。
憧れるなあ・・・お菓子の家・・・。
私も子供たちといっしょにヨダレをたらしながら見てしまった。

じゃあ、つくってみようか。


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原語で本を

9歳の姪っ子が、本をもってきた。
 「だだに貸してあげようと思って選んだの」
子供の本だった。
文字が大きな本だった。
だけど英語の本だった!
「これは簡単だから読めると思う。
で、読み終わったら次はちょっと難しいこの本。
それも読めたら、最後にこの本ね」
だんだんと分厚く難しい本を読むことで英語力をアップさせようという授業らしい。
 「どれもすっごくおもしろいから。
がんばって読んでね!」
椿先生は意気揚々。
私は出来の悪い生徒みたいにうなだれるしかなかった。
英語の本なんてぜんぜん読めない。
しゅんとしながら本を手にとったとき、それがイーニッド・ブライトンのファンタジーであることに気がついた。



タイトルに覚えがないから邦訳されていないものかもしれない。
「この作者は知ってるよ」
というと椿はすごく嬉しそうだった。
私も嬉しかった。
姪っ子と本の話ができるなんて!
もうそんな年齢になったんだ。
かつて私が夢中で、でも日本語訳で読んでいた英米児童文学を、ネイティブの椿は原語で読めるのだ。
そう思うとうらやましい。
アリスン・アトリー、カニグスバーグ、L・M・ボストン、ロバート・ウェストール、スーザン・クーパー。
指輪もハリー・ポッターも、椿はじきに読むだろう。
これからいろんな物語を旅するだろう。
そう思うと自分のことのようにわくわくする。
・・・などと、感慨にふけっていたら
 「読めた?」
椿がきいてきた。
・・・まだ。
 「だめじゃん!がんばって読みなさい!」
だって!
だって先生!
眠いんだもん、英語って!
1冊目のイーニッド・ブライトンが19ページから先へどうしても進みません。
物語の旅は長く険しいようです。


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