在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
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子供のルー語

4才の梅がヌイグルミを抱きしめてやってきた。
『お母さんごっこ』らしい。
 「みて!あかちゃんがうまれたの!」
あら、おめでとう。
赤ちゃんは男の子ですか?女の子ですか?
 「ゲイなんです!」
ゲイですか。
そうですか。
じゃあ男の子ってことでいいですか。
 「ちがうの!
  こ の こ は 、ゲ イ ! 」
力説されてもなあ。
ゲイって名前かなあ。
首をかしげていたら母が横から口を出した。
 「ゲイじゃなくて『ギャア』って言ってるんじゃないの?」
 「そうなんです、ギャアなんです!」
梅は嬉しそうだが、ギャアとは何だ。
ますますわからない。

そのあと妹が帰ってきて、それはゲイでもギャアでもなく『GIRL』なのだと教えられた。
子供のルー語は難しい。



猫たちと至福の日向ぼっこをする梅。
「梅ちゃんのことは大好きだけど、でもちょっとだけ、離れてるほうが安心」
とアジャリは言う。


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男子の言葉

職場の若い男の子。
社会人2年目でまだまだ仕事は頼りない。
それでもずーっと走ってる。
そしてしょっちゅう、コケている。
向こう脛をぶつけたり、指をケガしたり、転んだり、激突したり。
しょっちゅう痛そうに顔をしかめ、しかめながらもまた走る。
気をつけな、いつか骨折るで!
と声をかけたら
 「骨は折れても心は折れないから大丈夫ッス!」
と爽やかに返ってきた。
・・・いまどきの若者もなかなか捨てたものじゃない。


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大人の言葉

子供の頃、
「大人はたくさんの言葉を知っていて、すごくおしゃべりがじょうずなんだな」
と感心した覚えがある。
だけど自分が大人になって、たくさんの言葉を覚えてみると、意外に不便だということがわかった。
かえって気持ちが伝わらない。
伝えたいのに伝わらない。

 「私は弱い」
と泣いた人に、その弱さこそが強い優しさの源だと言ってあげたかった。
 「俺はダメだ」
と言う人もいたけれど、自覚して這い上がろうとしている人間はぜったいにダメじゃないって伝えたかった。
 「一人でいるのが好きだから」
という言葉をどうして鵜呑みにしてしまったんだろう。
強がって強がって、冗談とばしてたあの子は、ほんとはずっと泣いていたんだ。
 「自分のことがキライだよ」

強いばっかりの人なんかいないし
弱いばっかりの人もいないし
完全にダメな人だっていないのに。

自己否定の言葉を聞くたびに、私はいつも、泣きたくなる。

強くっても弱くっても、ええねん!
ダメだろうがダメでなかろうが、ええねん!

私はあんたが好きなんや。
そんなあなたが好きなんや。
あなたがあなたでいる限り。

私がこんなに好きなあなたを、あなたもどうか好きでいて。



言葉を持たない赤ちゃんは、どんな大人よりも正確に気持ちを伝えられるのではないだろうか。


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