在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
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怪談の読み方

子供の頃から怪談を読むのが好きだった。
小心者だから、オバケ屋敷にも入れないし映画やテレビのホラー映像も一人では見たくない。
でも、本は別。
活字にされると「お話」って思えるから。
怖いより楽しい。
小学5年生のとき実行していた『一番楽しい怪談の読み方』は
 「診察時間の終わった病院の、薄暗い待合室でひとりで読む」
というものだった。

大人になってからはあまり読まなくなっていたのだが。
ふと思いついて、ネットで怪談をさがして読み始めたらおもしろかった。
それで部屋の電気をぜんぶ消してみようと思いついた。
深夜2時。
真っ暗な部屋でひとり、iPod touchで読む怪談。
雰囲気最高!
めっちゃ怖い!

・・・って思ったけど、灯りを消したら3秒くらいで寝てしまってた。
怪談、ぜんぜん読めてなかった。
こんどは、眠れない夜に試そう。


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動物園に行きたい

私は動物園が大好き!・・・とは、言えない。
どちらかというと苦手。
アフリカの広大なサバンナで暮らす動物たちを見てしまってからは、檻に閉じ込められた動物が気の毒に思えてしまうからだ。

でもこのあいだ、海外に住む姪っ子と電話で話していたら、どうしても動物園に連れて行く必用があるような気がしてきた。
 「ねえ梅ちゃん、ライオンさん見たことある?」
 「ううん」
 「ゾウさんは?」
 「ない」
 「お猿さんて知ってる?」
 「しらなーい」
 「動物園、行ったことないの?」
 「あるよ!」
生まれも育ちもオーストラリアな姪っ子が見たことのある動物といえば、コアラとかカンガルーとかワラビーとかウォンバットとか、ひょうきんな連中ばかりらしい。
動物園も地元の有袋類ばかり集めてあるんだろう。
ゾウを見たことのない子供っていうのも、なんか気の毒な気がしてきた。
 「じゃあ、次に日本にきたら、みんなで動物園に行こうね」
と私は約束した。
 「やったー!」
受話器の向こうで子供たちの声が弾けた。

子供たちが一時帰国するのは来月半ば。
どこの動物園へ連れていこうかと。
苦手なはずの動物園が楽しみになってきた。


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ご近所の草花(70)

木漏れ日に咲く白い花。
5枚の花びらをひろげて、まるで小さな星が落ちてきたみたい。

お気に入りの花なのだが、名前がわからなくて困ってた。
どう呼べばいいかわからない。
「花なんて、好きな名前で呼べばいい」
と言ったのは誰だったか。
「自分の好きな名前をつけてそれで呼べばいい」
って。
・・・そんな赤毛のアンみたいなことはできませんって。

それでようやく探しあてた。
この花の名前。
「タニギキョウ」。



間違ってないといいけど。

そういえば先週、トーク番組で女優さんが
「『子供には花の名前を教える』というのが我が家の教育方針」
と語っていた。
「もしも間違って悪い道に踏み込んでしまっても、花の名前さえ覚えていれば、正しい道に戻ってこれる気がするから」
他人からみれば間違ってるかもしれない方向音痴の私の人生も、私にとっては正しい道だ。
私の選んだ道だから。
気をつけていよう、花の名前を忘れないように。


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