在宅介護しながらウィーンへ行く(行った)ブログ 猫とビターチョコレート

40代独身、介護離職してお金はないけど、車椅子の母を連れてウィーンへ行きました。
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電車にのろう

電車に乗りたい、と思うときがある。
都会の人には信じられないかもしれないけど
田舎に住んでいると電車に乗る機会は少ないものだ。
路線も本数も少ないし
値段は高いしで
田舎の電車は不便にできている。
通学や通勤で「都会へ出る」以外には使いみちがない。
買い物や仕事など
生活に必用な場所へはぜんぶ車で行ってしまうから
 「電車もバスも、もう何年も乗ってない」
という人までいるくらいだ。
 「だって必用ないでしょ?」
まあ、そうだけど。
車でどこでも行けるけど。
私はときどき、むしょうに電車に乗りたくなる。

青春18きっぷをつかう、小さな旅の計画をたてている。
電車に乗ってどこまでも。
どこまでも行こう。
がたごと揺られて
居眠りをして。
海を見ながら。
旅をするんだ。
3月になったら。


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「おかえり」を言いたくて

猫はわりあい律儀な生き物だ。
名前を呼べば振り向くし、話しかければ返事する。
帰宅した家族をいそいそと出迎えに行く。
とくに母に対しては「おかえりなさい」と「ごはんちょうだい」がセットになっているから、挨拶は絶対に欠かせないらしい。

昨日も、車が停まる音がしたので猫たちに教えてやった。
 「お母さん帰ってきたよ!」
今の今まで昼寝をしていたアジャリがとびおきて
 「たいへん、たいへん!」
と小走りで駆けていく。
 「『おかえりなさい』を言わなくっちゃ!」 
玄関ドアの真正面、敷物の上にちんまりと正座をしてスタンバイ。
準備万端でドアが開くのを待った。
待った。
待ったのだけれど。
ドアはいっこうに開かない。
それどころか、車のエンジンが始動する音が聞こえてきた。
ガレージを出ていく。
車は再び、走り去っていった。

 「お母さん、帰ってこなかった・・・」
玄関で待ち構えていたアジャリはしばし呆然。
それから猛烈な勢いで背中の毛づくろいをはじめた。
 「べつに待ってたんじゃないよ。
  ちょっとここで毛づくろいをしようと思って・・・」

十分後。
 「ガソリンを入れてきたよ」
と言いながら、母は今度こそ本当に帰ってきたのだけれど。
アジャリはすっかりふてくされ、起きてこなかった。


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冬の川

朝から外を歩いた。
武庫川の水が青かった。
街路樹でヒヨドリが騒いでた。
空がとっても明るかった。


(by VQ1015 Classic)

寒いのはキライだけれど
こういう日は冬も悪くないと思う。

今はまだ
吐く息が白い霧になるし
田んぼのぬかるみは凍っているけれど
あぜ道には
じきに青い小さな花が咲くだろう。
梅が咲き
それから桜が咲いて
川辺は花に染まるだろう。
田んぼは緑で埋まるだろう。

今はまだ
冬だけど
春をむかえるための冬なのだ。
そう思うと
冬がちょっと好きになった。


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